
キスをした瞬間に、女性の気持ちが一気に高まることがあります。
逆に、せっかくいい雰囲気だったのに、キスをした途端に気持ちが冷めてしまうこともあります。
同じ女性と同じようにキスをしているつもりなのに
「この人のキス、好き」と思われる男性もいれば
「なんか合わない」と思われる男性もいる。
この違いは、いったい何なのでしょうか?
女性が気持ちいいと感じるキスには、共通するポイントがあるのか。
そして、そのキスをするために男性は何を意識すればいいのか。
今回はここを、女性側の声と実際の経験者の話から具体的に探っていきます。
さらに、Hが始まってからのキスでは何が変わるのか。
「キスが上手い」と思われるために、結局どこを変えればいいのかまで、具体的に答えを出します。
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女性に「上手い」と思わせるのは、どんなキス?
働く女性向けのライフスタイルメディア『Oggi』が20~39歳の日本全国の女性を対象に実施したアンケートでは、調査人数126名中75.4%が「キスには相性の良し悪しがある」と回答しています。
相性の良いキスについては、「タイミング・リズムが合う」「優しさを感じる」「フィット感がある」「何度でもしたい」などの声が挙がりました。 (oggi.jp)
ここで注目したいのは、「上手いキス=高度な技術」という答えになっていないことです。
女性側から出てくるのは、むしろ「相手と合っているか」という感覚。
では、実際に経験を積んできた側は、女性が気持ちいいキスについて何を語っているのでしょうか。
元トップAV女優の小室友里さんは、男性が唇を強く押しつけたり、いきなり舌を押し込んだりするキスについて、「男性の独りよがり」になりやすいと話しています。
小室さんが勧めているのは、軽く唇を触れ合わせるところから始め、唇そのものを味わうようにキスする方法です。 (mens-stand.com)
一方、AV男優のしみけんさんは、キスでは「構成」が大切だとし、軽いキスから始めて徐々に深めていく方法を紹介しています。
途中で一度顔を離して目を合わせるなど、強さだけではなく、キス全体の流れを作ることを重視しています。 (ananweb.jp)
さらに、AV男優の田淵正浩さんも、最初から舌を入れるのではなく、軽いキスから徐々に深めていく方法を語っています。 (love-academia.jp)
ここで3人の話を並べると、細かな方法には違いがありますが
「最初から自分のやりたいキスを押しつける」のではなく
軽いところから始めて、相手との反応を見ながら深めていくという点では共通しています。
つまり、女性側のアンケートで出てきた「タイミング・リズムが合う」「フィット感がある」という感覚は、実際の経験者が語るキスの作り方とも重なっています。
同じキスでも、場面が変われば意味が変わる

ここまで見てきたように、女性が「上手い」と感じるキスには、タイミングやリズム、優しさ、フィット感など、単純な技術だけでは説明できない要素があります。
そして、もう一つ見落とせないのが「いつ、どんな状況でするキスなのか」です。
付き合ったばかりの女性と、初めてキスをする。
すでに何度もキスをしている恋人と、二人きりで過ごす。
これからセックスが始まりそうなときにする。
前戯の途中でする。
セックスの真っ最中にする。
終わったあとにする。
全部同じ「キス」ですが、相手との距離も、そのときの気持ちも、キスに求めているものも違います。
実際、オックスフォード大学の実験心理学者、ラファエル・ウォダルスキー氏とロビン・ダンバー氏が、18~63歳の男女902人を対象にした研究では
キスには恋愛関係の初期に相手の魅力や相性を判断する役割がある一方、長期的な関係では関係を維持する行為としての意味もあることが示されています。
さらに、性的な場面でのキスについては、性的な興奮や満足度との関連も研究されています。(pmc.ncbi.nlm.nih.gov)
つまり、「女性が一番気持ちいいと感じるキス」を一つ決めるのは難しい。
初めてのキスに求められるものと、セックス中のキスに求められるものが違うなら、当然、やり方も変わってきます。
例えば、「舌を高速で動かす」「唇を強く吸う」といったキスは、女性1000人を対象にしたABEMA TIMESのアンケートでは、冷めた理由として実際に挙げられています。
ただ、だからといって「激しいキスは女性に嫌われる」と単純に考えるのも違います。
まだ関係が浅く、初めてキスをするような場面で強い刺激を受ければ、「強すぎる」「ちょっと無理」と感じる女性がいても不思議ではありません。
ところが、二人の気持ちが十分に高まり、セックスの最中まで進んでいるなら、普段なら強すぎると感じるようなキスが、むしろ興奮を高めることもあります。
つまり、同じ行為でも、そのときのシチュエーションによって受け取られ方は変わる。
「これは女性に嫌われるキス」と動作だけを切り取るのではなく、「今、この二人はどの段階にいるのか」まで考える必要があります。
ここからは、キスを一括りにせず、実際の場面ごとに考えてみます。
セックスにつなげるキス

ここで重要なのは、いきなり「セックスのキス」にしないことです。
まだ服を着た状態で、これから二人の距離が近づいていく段階なら、相手との距離を確かめながらキスを深めていくことになります。
実際、AV男優のしみけん氏は、軽いキスから始めて徐々に深くしていく流れを紹介しています。
具体的には、最初は短く唇を重ねる。
一度離れる。
相手の反応を見る。
相手も自然に近づいてくる、キスを返してくるなど反応が良ければ、少し長くする。
さらに反応が良ければ、徐々に深めていく。
つまり「最初から最後まで同じキス」ではなく、相手の反応を見ながら段階を変えていく。
ここで大切なのは、男性側が一人で「次はこのテクニック」と決めないことです。
前戯中のキス

前戯中になると、キスは単独の行為ではなくなります。
抱き寄せる、身体に触れる、キスをする。
それぞれが別々に存在するのではなく、身体全体の流れの中にキスが入ってきます。
ここでは、キスだけを延々と続けるより、変化をつける方が自然です。
キスする。
少し離れる。
抱き寄せる。
またキスする。
そして相手の反応を見ながら、キスの長さや強さを変えていく。
女性向けの記事でも、上手いキスの特徴として「緩急」「タイミング」「力加減」などが挙げられています。
つまり、前戯中のキスでは「ずっと激しく」ではなく、弱いキスと少し強いキスを組み合わせ、単調にしないことがポイントになります。
セックス中のキス
セックス中になると、キスの役割はさらに変わります。
すでに二人の身体が密着していて、性的な興奮も高まっている。
その状態でのキスは、性的な行為そのものの一部になります。
PubMed PMID「37344001」で、94組の同棲カップルを10日間追跡した研究では、キスや抱擁などの親密な行動をしている際、パートナー間の性的興奮が連動することが確認されています。
また、二人の性的興奮が高いレベルで一致していることは、女性の性的満足度と関連していました。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ここで面白いのが、先ほどの「嫌われるキス」です。
「舌を高速で動かす」
「唇を強く吸う」
こうしたキスは、女性1000人を対象にしたアンケートでは、冷めた理由として実際に挙げられています。
ところが、これを「女性は激しいキスが嫌い」と決めつけてしまうと、話が単純すぎます。
まだ気持ちがそこまで高まっていない段階なら、強すぎるキスは嫌がられるかもしれない。
しかし、二人とも十分に興奮しているセックス中なら、普段なら強すぎると感じる刺激が、逆に気持ちよく感じられることもあります。
要するに、
「強いキスが好きか?」
ではなく、
「今、その強さのキスを求める状態なのか?」
ということです。
ここを見極めることが重要になります。
後戯のキス

そして、最後がセックスの後です。
ここでは、セックス中と同じテンションをそのまま続ける必要はありません。
むしろ、少し落ち着いたキスの方が自然なこともあります。
軽くキスをする。
抱き寄せる。
また短くキスをする。
セックス中のように興奮を高めるためではなく、終わった後も相手との距離を近く保つためのキスです。
キスは長期的な関係を維持する行為としても研究されています。(pmc.ncbi.nlm.nih.gov)
だから、セックスが終わったらキスも終了、ではありません。
ここでは、セックス中とは違う意味でキスが使われるわけです。
結局、キスが上手い男性というのは、「舌の使い方が上手い男性」でも「激しいキスができる男性」でもありません。
初めてなら、初めての距離感に合わせる。
セックスにつなげるなら、相手の反応を見ながら徐々に深める。
前戯中なら、キスだけで単調にせず、強弱や間を作る。
セックス中なら、そのときの二人の興奮に合わせて変える。
終わった後は、また落ち着いたキスに戻す。
つまり、キスには「これをやれば女性が喜ぶ」という万能な正解があるわけではない。
その場面、その相手、その瞬間の気持ちに合わせて、キスの強さやテンポ、長さを変えられる。
それこそが、「この人、キスが上手い」と思わせる一番のポイントなのかもしれません。