
「SEXには自信がある」
そう思っている男性は、何を根拠にそう判断しているのでしょうか。
経験人数が多い。
女性から「上手い」と言われたことがある。
SEX中によく喘いでいた。
何度も「イった」と言われた。
確かに、これだけ揃っていれば「自分はそれなりに上手い」と思っても不思議ではありません。
ところが、少し気になることがあります。
その評価、本当に信用していいのでしょうか。
女性はSEX中に演技をすることがある。
これは昔からよく言われている話です。
喘ぎ声を出したり、「気持ちいい」と言ったり、時にはオーガズムそのものを演じることもある。
ではもし、男性がそれを本当の反応だと思っていたら?
女性は気を遣って演技をする。
男性は「喜ばせることができた」と思う。
そして次の女性にも同じことをする。
また気を遣われる。
そうやって間違った成功体験を積み重ねていった結果、
SEXが上手くなっていないのに、自信だけはどんどん育っていく。
そんなことが実際に起きているのかもしれません。
見てみたくありませんか?
限定写真をプレゼント!
女性は意外と「本当の評価」を言ってくれない
まず、女性がSEX中に演技をするという話自体は、単なる都市伝説ではありません。
2019年に『Archives of Sexual Behavior』に掲載された研究では、アメリカ在住の18~94歳の女性1,008人を対象に、「オーガズムを演じた経験」と「パートナーとのSEXについて、どの程度本音を伝えているか」が調査されています。
その結果、58.8%の女性が、過去にオーガズムを演じた経験があると回答しました。
つまり、この調査では半数を超える女性に「イったふり」の経験があったことになります。
さらに興味深いのが、その理由です。
オーガズムを演じた理由として最も多かったのは、
「パートナーに、自分を満足させることができたと思ってほしかった」
というもので、57.1%でした。
ほかにも、
「疲れていたのでSEXを終わらせたかった」44.6%
「相手のことが好きで、嫌な気持ちにさせたくなかった」37.7%
などの理由が挙げられています。
さらに、この研究では55.4%の女性が、
「SEXについてパートナーに伝えたいことがあったのに、言わなかった経験がある」
と回答しています。
その理由として42.4%が、
「相手の気持ちを傷つけたくなかった」
と答えています。
つまり女性が演技をする理由は、単純に男性を騙したいからではありません。
むしろ、
相手を喜ばせたい。
傷つけたくない。
雰囲気を悪くしたくない。
早くSEXを終わらせたい。
そうした理由から、本当の評価とは違う反応を見せることがあるわけです。
男性に「成功した」と思わせるために演技する女性がいる

ここで注目したいのが、
「パートナーに、自分を満足させることができたと思ってほしかった」
という57.1%の回答です。
これは今回の話を考えるうえで、かなり重要です。
なぜなら女性側の演技によって、
男性に「自分のSEXは成功した」という情報が伝わってしまうからです。
たとえば男性が、ある愛撫をしたとします。
女性が喘ぐ。
男性は、
「ここが気持ちいいんだ」
と思う。
さらに続ける。
女性が、
「すごい……気持ちいい」
と言う。
最後には、
「イった」
と言われる。
男性からすれば、これは成功です。
「なるほど。このやり方で女性はイくんだ」
と覚えるでしょう。
ところが女性側は、
「一生懸命やっているから、反応しておこう」
「傷つけたくないから、気持ちいいと言っておこう」
「もう終わりたいから、イったことにしよう」
と思っていただけかもしれません。
しかし男性には、それが分かりません。
そして次の女性にも同じことをする。
その女性も気を遣って反応する。
すると、
「やっぱりこのやり方は正しい」
となる。
これが何人も続けば、
「自分はSEXが上手い」
という自信が出来上がっても不思議ではありません。
もちろん、
「SEXが下手な男性ほど自信を持つ」
ということ自体が研究で証明されているわけではありません。
ただ、
女性が実際とは異なるポジティブな反応をすることがある。
男性はその反応を見て、自分のSEXを評価する。
この二つが組み合わされば、
間違った方法を「成功した方法」として覚えてしまうことは十分考えられます。
いわばSEXにおける「偽の成功体験」です。
実際、男性は女性のオーガズムを多く見積もっている

では実際に、
男性と女性で「女性がどれくらいオーガズムに達しているのか」という認識に違いはあるのでしょうか。
これについて調べた研究があります。
2018年に『Archives of Sexual Behavior』に掲載された研究では、男性1,569人、女性1,478人、合計3,047人を対象にオンライン調査が行われました。
この研究の目的は、
「性交中のオーガズムについて質問するとき、質問の仕方によって女性自身の回答や、男性による女性のオーガズム頻度の推測がどう変わるのか」
を調べることでした。
その中で、
女性には「性交時にどのくらいオーガズムに達するか」
男性には「女性は性交時にどのくらいオーガズムに達していると思うか」
を尋ねています。
さらに、
クリトリスへの刺激を伴う性交と、
そうした刺激を伴わない性交を分けて調べています。
女性自身の回答では、
クリトリスへの刺激を伴う性交でオーガズムに達する割合は51~60%。
刺激を伴わない性交では21~30%でした。
ところが男性側の推測では、
クリトリスへの刺激ありで61~70%。
刺激なしでも41~50%。
どちらの場合も、男性の推測は女性本人の回答より高くなりました。
特に差が大きいのが、クリトリスへの刺激を伴わない性交です。
女性自身の回答では21~30%なのに、
男性は41~50%程度の女性がオーガズムに達していると考えていたわけです。
つまり少なくともこの研究では、
男性は女性本人よりも、
「女性は性交でオーガズムに達している」
と多く見積もっていました。
これはなかなか興味深い結果です。
「今までの女性はみんなイっていた」
「自分とのSEXでは女性はよくイく」
そう思っている男性の認識が、必ずしも女性側の実感と一致しているとは限らないからです。
「女性をイカせたい男」が、逆に演技を増やすこともある
さらに面白い問題があります。
女性を満足させることを考えず、自分だけ気持ちよくなって終わる男性。
これは分かりやすく問題があります。
では、
「絶対に女性もイカせたい」
という男性なら良いのでしょうか。
一見すると、こちらの方が圧倒的に良さそうです。
ところが、それも行き過ぎると別の問題が起こります。
「イった?」
「まだ?」
「もう少し?」
「もうイきそう?」
本人としては女性を満足させたいだけなのかもしれません。
しかし女性側からすると、
「イくことを期待されている」
というプレッシャーになることがあります。
実際に、2022年に『Archives of Sexual Behavior』に掲載された研究では、男女や性的マイノリティを含む912人を対象に、
「パートナーからオーガズムに達するようプレッシャーを受けた経験」
についてオンライン調査を行っています。
研究では、どのような言動によってオーガズムへのプレッシャーを感じたのか、その経験がどのような結果につながったのかなどが調べられました。
その結果、オーガズムへのプレッシャーを経験することと、オーガズムを演じることには関連が確認されています。
つまり、
男性
「絶対に満足させたい」
↓
女性
「イかないと終わらなそう……」
↓
女性
「もうイったことにしよう」
↓
男性
「よし、今回もイカせた」
という、なんとも皮肉なことが起こる可能性があるわけです。
男性は成功したと思っている。
女性は終わらせるために成功したことにしている。
男性はさらに自信をつける。
これでは、本当の評価からどんどん離れていってしまいます。
経験人数が多ければSEXは上手くなるのか?

ここで一つ疑問が出てきます。
「でも、経験人数が多い男性なら分かるのでは?」
確かに経験は重要でしょう。
いろいろな女性と接することで、
女性によって感じ方が違うこと。
好きな触り方も違うこと。
反応の仕方も違うこと。
そうしたことは分かってくるはずです。
ただし、
経験人数が多いことと、SEXが上手いことは同じではありません。
仮に100人の女性とSEXしたとしても、
100人に同じことをして、
100人が気を遣って「気持ちいい」と言ってくれたとしたらどうでしょう。
100人分上手くなったのではなく、
100回同じ勘違いを強化しただけかもしれません。
逆に経験人数がそれほど多くなくても、
相手によって反応が違うことに気づき、
やり方を変え、
何が好きなのかを聞き、
その経験を次に生かしているなら、
経験は上達につながっていきます。
つまり重要なのは、
「何人とSEXしたか」
ではなく、
「その経験から何を学んだか」
なのかもしれません。
本当にSEXが上手い男とは?

ここまで考えると、
「SEXが上手い男=たくさんのテクニックを知っている男」
という考え方自体が少し怪しくなってきます。
前の女性が喜んだから、今回も同じことをする。
この体位ならイかせられる。
この愛撫なら女性は喜ぶ。
こうした「必殺技」をたくさん持っている男性よりも、
目の前の女性の反応を見て、その都度やり方を変えられる男性。
その方が実際には上手いのではないでしょうか。
女性によって気持ちいいことは違います。
前の女性に大好評だったことが、次の女性には何でもないことだってあります。
だから過去の成功体験より、
「今、目の前にいる女性がどう反応しているか」
を見る。
反応が良くなったら、余計なことをせず、その刺激を続けてみる。
反応が悪ければ、
「自分の得意技なのにおかしい」
ではなく、
この女性には合わないのだと考える。
SEXが上手い人ほど、
「自分のテクニックを披露する」
のではなく、
「相手から正解を探す」
という考え方なのかもしれません。
結局、女性が本当にイったかどうかは分かるのか?

ここまで読んだ男性が一番知りたいのは、おそらくこれでしょう。
「で、結局、本当にイったのかどうやって見分けるの?」
喘ぎ声は演技できる。
「気持ちいい」も言える。
「イった」だって言える。
では、何を信用すればいいのでしょうか。
オーガズムでは、心拍や呼吸の変化、筋肉の緊張、骨盤周辺のリズミカルな収縮など、さまざまな生理的反応が起こることが知られています。
もちろん個人差がありますし、
「この反応が出たら100%本物」
と判定できるものでもありません。
ただ、だからといって、
「本当にイったかどうかなんて絶対に分からない」
と言い切るのも少し違うでしょう。
喘ぎ声だけではなく、
呼吸。
筋肉の緊張。
身体の動き。
刺激に対する反応。
そして、その前後で身体がどう変化したのか。
そうしたものを総合して見ていけば、経験を重ねるほど、
「これは演技ではなさそうだ」
と感じ取れる場面はあるでしょう。
ただし、ここには一つ厄介な問題があります。
「自分なら見抜ける」
と思った瞬間、この記事の最初の話に戻ってしまうことです。
女性の反応を自分に都合よく解釈して、
「やっぱりイっていた」
「やっぱり自分は上手い」
と判断してしまえば、また偽の成功体験が一つ増えるだけです。
身体の反応は「答え」ではなく、
あくまで判断材料の一つ。
そのくらいに考えておいた方がいいのかもしれません。
「イった?」ではなく「何が気持ちよかった?」

そして、もう一つ方法があります。
本人に聞くことです。
ただし、
「イった?」
ではありません。
これではYESかNOかを迫る質問になってしまいます。
相手が気を遣えば、
「うん、イったよ」
で終わります。
男性は安心する。
「よし、今日もイカせた」
これでまた、偽の成功体験が完成します。
それよりも、
「何が一番気持ちよかった?」
「さっきのと今の、どっちが好きだった?」
「もっと強い方がいい?弱い方がいい?」
と聞いた方が、相手の本当の好みはずっと見えやすくなります。
そもそもSEXで本当に知りたいのは、
「この女性をイカせることができたのか?」
なのでしょうか。
それとも、
「この女性は何をされたら気持ちいいのか?」
なのでしょうか。
似ていますが、この二つはかなり違います。
前者は、自分の「成果」を確認するための問いです。
後者は、相手を知るための問いです。
イカせることを自分の成績表にしてしまえば、男性は結果を欲しがる。
結果を求められた女性は、場合によっては結果を演じる。
そして男性は、それを自分の実力だと思って持ち帰る。
これでは、いつまで経っても本当の答えには近づけません。
女性が本当にイったかどうかを見極めようとすること自体が、悪いわけではありません。
身体の反応を見ることも、経験を積むことも、相手を理解するためには意味があるでしょう。
ただ、
「イったかどうかを見抜ける男」
になることより、
「この女性は何が気持ちいいのかを分かろうとする男」
になること。
結局、その方が本当に女性を満足させることに近づくはずです。
そして皮肉なことに、
「絶対にイカせた」と自信満々な男より、
「本当に気持ちよかったのかな?」
と少し疑える男の方が、
次のSEXでは、もう少し上手くなっているのかもしれません。
もう失敗したくない方へ
高級デリヘルの選び方をまとめた PDF全35ページの完全版を 無料でプレゼントしています。